WebRTCとは?
📅 最終更新:2026年7月28日
【読み方】
ウェブ・アール・ティー・シー
【英語表記】
WebRTC(Web Real-Time Communication)
(ウェブ・リアルタイム・コミュニケーション)
【一般的な意味】
WebRTC(Web Real-Time Communication)とは、Googleなどが中心となって開発を進め、現在は国際標準化されているリアルタイム通信を実現するための正規技術です。
Webブラウザ同士が、専用ソフトをインストールすることなく、音声通話やビデオ通話、画面共有、データ通信などをリアルタイムで行えるよう設計されています。
“WebRTCの大きな特徴は、可能な限り利用者同士が直接通信する「P2P(Peer-to-Peer)通信」を利用することです。”これにより、通信の遅延を抑え、高品質で効率的なリアルタイム通信を実現しています。
現在では、オンライン会議やビデオチャット、ライブ配信、画面共有サービスなど、多くのWebサービスで利用されています。
【ネット探検ラボでは】
WebRTCは、本来は利用者同士がP2P通信によってリアルタイム通信を行うための便利な技術です。
しかし近年では、この正規技術を悪用するマルウェアも確認されています。
Cisco Talosが解析したmsaRATでは、WebRTCを利用して攻撃者との通信経路を構築し、従来のC2通信とは異なる方法で遠隔操作を実現していました。
なお、WebRTCは通常P2P通信を利用しますが、ネットワーク環境によって直接通信できない場合は、STUNサーバーやTURNサーバーといった仕組みを利用して通信を確立します。
ネット探検ラボでは、このような正規技術を組み合わせて検知を回避しようとする設計思想は、今後のサイバー攻撃を理解するうえで重要な変化だと考えています。


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