msaRATとは?

msaRATとは?

📅 最終更新:2026年7月28日

【読み方】

エム・エス・エー・ラット

【英語表記】
msaRAT
(エム・エス・エー・ラット)

【一般的な意味】

msaRATは、Chaosランサムウェアグループによる攻撃で使用が確認された“Remote Access Trojan(RAT:遠隔操作型マルウェア)”です。

従来型RATとは異なり、自ら外部と通信するのではなく、Google ChromeをHeadless Modeで起動し、Chrome DevTools Protocol(CDP)を利用してブラウザを操作するという特徴があります。

さらに、Cloudflare WorkersやWebRTC、TURNサーバーなどの正規技術を組み合わせることで、通常のブラウザ通信へ溶け込むような通信経路を構築する設計が確認されています。

【ネット探検ラボでは】

msaRATは、「正規技術を悪用する新しい設計思想」を象徴するマルウェアとして注目しています。

これまでのRATは、自ら攻撃者と通信するものが一般的でした。しかし、msaRATはChromeを操作役として利用し、Cloudflare WorkersやWebRTCなど、日常的に利用されている正規技術を組み合わせることで、通信を目立ちにくくする工夫が見られます。

Cisco Talosが2026年7月に公開した技術レポートでは、この通信経路が詳細に解析されており、今後のマルウェア設計の変化を考える上でも重要な事例の一つとなっています。

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