テレメトリとは?
📅 最終更新:2026年7月30日
【読み方】
テレメトリ
【英語表記】
Telemetry
(テレメトリー)
【一般的な意味】
“テレメトリ(Telemetry)”とは、コンピューターやサーバー、ネットワーク機器、クラウドなどの状態や動作状況を継続的に収集・送信する観測データのことです。
テレメトリは、一つのソフトウェアの名称ではありません。OSやEDR、アプリケーション、ネットワーク機器などに組み込まれた監視機能(センサー)が、システムの状態や利用状況を継続的に観測し、その情報を管理サーバーへ送信する仕組みです。
例えば、利用者がアプリケーションを起動したり、USBメモリを接続したり、新しいプログラムが実行されたりすると、その動作を各所に配置されたセンサーが検知し、必要な情報を収集します。
収集されたテレメトリは、異常の検知やサイバー攻撃の分析、フォレンジック、インシデントレスポンスなどに活用されます。
【ネット探検ラボでは】
ネット探検ラボでは、テレメトリを“「システム全体に配置された無数のセンサーが集める観測情報」”として捉えています。
工場や商業施設では、建物の各所に監視カメラやセンサーを設置することで、人や物の動きを把握します。同じように、サイバーセキュリティでも、PC、サーバー、ネットワーク機器、クラウド、EDRなどに配置されたセンサーが、それぞれ異なる視点からシステムの状態を観測しています。
攻撃者は痕跡を隠そうとします。しかし、システム全体に配置された複数のセンサーが同じ行動を記録していれば、その痕跡を完全に消し去ることは容易ではありません。
ネット探検ラボでは、テレメトリとは単なる「監視データ」ではなく、攻撃者の行動を立体的に可視化するための観測基盤であると考えています。そして、その観測情報を十分に取得・活用できる状態が、次に解説する“「可観測性(Observability)」”につながると考えています。


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