侵入防止システム(IPS)とは?
📅 最終更新:2026年7月29日
【読み方】
しんにゅうぼうしシステム
アイ・ピー・エス
【英語表記】
Intrusion Prevention System(IPS)
(イントルージョン・プリベンション・システム)
【一般的な意味】
“侵入防止システム(IPS:Intrusion Prevention System)”とは、ネットワーク上を流れる通信をリアルタイムで監視し、不正な通信や攻撃を検知すると、自動的に通信を遮断して被害を防ぐセキュリティシステムです。
IPSは、シグネチャ(既知の攻撃パターン)や異常検知技術を用いて、マルウェア感染、脆弱性攻撃、DoS攻撃、不正アクセスなどを識別します。
攻撃を検知するだけでなく、その場で通信を遮断できることが、IDS(侵入検知システム)との大きな違いです。
現在では、IPS機能は次世代ファイアウォール(NGFW)に統合されている製品も多く見られます。
【ネット探検ラボでは】
ネット探検ラボでは、IPSを“「ネットワーク上で攻撃を検知し、その場で食い止める防御装置」”として位置付けています。
ランサムウェア攻撃では、攻撃者は脆弱性を悪用したり、不正な通信を送信したりして組織へ侵入を試みます。
IPSは、その通信内容をリアルタイムで解析し、既知の攻撃であると判断すれば通信を遮断し、被害の発生や拡大を防ぎます。
ただし、暗号化された通信や未知の攻撃、正規の認証情報を悪用した攻撃には限界もあります。
そのため現在の企業では、IPSだけに依存するのではなく、
- NGFW
- EDR
- XDR
- SIEM
- SOAR
などと組み合わせた多層防御が一般的です。
IPSは「侵入を防ぐ最後の砦」の一つですが、単独で万能な防御を実現するものではありません。


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