Kill Switchとは?
📅 最終更新:2026年8月5日
【読み方】
キル・スイッチ
【英語表記】
Kill Switch
(キル・スイッチ)
【一般的な意味】
“Kill Switch(キルスイッチ)”とは、VPN接続が予期せず切断されたときに、端末のインターネット通信を自動的に遮断するための安全機能です。
通常、VPNを利用している場合、端末からインターネットへ向かう通信はVPNサーバーを経由します。
しかし、ネットワークの切り替え、VPNサーバーとの通信障害、Wi-Fiの不安定化などによって、VPN接続が一時的に切れることがあります。
Kill Switchがない環境では、VPNが切断された瞬間に、端末が通常のインターネット接続へ自動的に戻る場合があります。
すると、それまでVPNを経由していた通信が、ISPなどを経由する通常の通信経路へ切り替わる可能性があります。
Kill Switchは、このような状況で通信をいったん遮断し、意図しない経路から通信が外部へ出てしまうことを防ぐために利用されます。
概念的には…
VPN接続中
端末
↓
VPNトンネル
↓
VPNサーバー
↓
インターネット
という状態からVPN接続が切れた場合…
Kill Switchなし
端末
↓
通常回線へ切り替わる可能性
↓
インターネット
となることがあります。
一方、Kill Switchが適切に動作すれば、
VPN切断
↓
インターネット通信を遮断
↓
VPN再接続
↓
通信を再開
という動作によって、VPNを経由しない通信が発生するリスクを抑えます。
なぜ必要なのか
VPNを利用する目的には…
- 通信経路の保護
- 公衆Wi-Fi利用時の安全性向上
- 接続元IPアドレスの露出抑制
- プライバシー保護
…などがあります。
ところがVPN接続が一瞬でも切れ、その間に通常回線へ通信が戻れば、利用者が意図していなかった通信経路が使われる可能性があります。
特にVPNを常時利用している場合、短時間の切断に利用者自身が気付かないこともあります。
Kill Switchは、この「気付かないまま通常通信へ戻る」状態を防ぐための機能です。
DNSリークとの違い
Kill SwitchとDNSリークは関連しますが、同じものではありません。
Kill Switchは、VPN接続が切れたときに通信そのものを遮断する機能です。
一方、DNSリークは、VPN接続中であってもDNS問い合わせが意図したVPN経路を通らず、別のDNSリゾルバへ送信されてしまう状態を指します。
そのため、Kill Switchを有効にしているからといって、すべてのDNSリークが必ず防止されるとは限りません。
VPN製品ごとに通信制御やDNS保護の仕組みが異なるため、それぞれの機能を確認する必要があります。


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