itterとは?
📅 最終更新:2026年8月13日
【読み方】
ジッター
【英語表記】
Jitter
(ジッター)
【一般的な意味】
“Jitter(ジッター)”とは、通信や信号のタイミングが、本来の一定間隔からずれる「揺らぎ」を指します。
ネットワーク分野では、データの到着時間や通信間隔が一定ではなく、ばらつく状態を表すために使われます。
たとえば、本来、60秒 → 60秒 → 60秒 → 60秒という一定間隔で通信する予定だったものが、54秒 → 67秒 → 58秒 → 63秒のように変化する場合、その時間差の揺らぎをJitterと表現できます。
一般的なネットワークでのJitter
音声通話、Web会議、動画配信などでは、パケットが到着する時間が大きくばらつくと、
- 音声が途切れる
- 映像が乱れる
- 遅延が不安定になる
といった問題につながる場合があります。
そのため一般的なネットワーク品質の文脈では、Jitterはできるだけ小さい方が望ましいとされます。
サイバーセキュリティでのJitter
サイバーセキュリティでは、Jitterという言葉が少し違う意味合いで使われることがあります。
マルウェアのビーコン通信では、完全に一定間隔でC2サーバーへ接続すると、「毎回60秒ごとに同じ相手へ通信している」という非常に分かりやすい周期性が生まれます。
防御側は、この周期性を手掛かりに不審通信を検出できます。
そこで攻撃者は、通信間隔を少しずつ変化させることがあります。
たとえば、60秒を基準に±20%程度揺らすといった形で、
- 48秒
- 65秒
- 55秒
- 71秒
…など、毎回異なる間隔で通信させます。
この揺らぎがJitterです。
なぜJitterを入れるのか
目的の一つは、単純な周期検知を難しくすることです。
完全に一定間隔の通信であれば、
「この端末は5分ごとに同じ外部サーバーへ接続している」という特徴を発見しやすくなります。
Jitterを入れることで、通信間隔を自然な通信に近づけ、機械的な周期検出から目立ちにくくしようとします。
ただし、Jitterがある=マルウェアではありません。
正規アプリケーションでも、負荷分散、再試行処理、ネットワーク遅延などによって通信間隔がばらつくことがあります。


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